-LRT以外で訴えたいことは。

 「LRT問題が出てきたのは道路交通、公共交通が十分ではないからだ。市民が豊かに生活できる道路交通と公共交通の整備、充実が私の施策の一番。もう一つは、LRTを早くJR宇都宮駅西側にも通してくれという話が出るのは、中心市街地がさびれてしまっているから。中心市街地が存在感を出せるような施策を目指したい」

会見する上田氏
会見する上田氏

 「大谷地区も脚光を浴びている。大谷地区の貴重な歴史、大谷石の活用もこれから必要。安全宣言をして、しっかりと安全だと宣言できるような、そんな大谷地区にしたい」

 -これまでも(LRT撤回の)陳情を市議会に出してきたが、いずれも否決されている。議会は市民の代表。そこで否決されている中での市長選への出馬。その意義は。

 「この会を立ち上げたのが2014年7月。半年も活動すれば白紙撤回になると思っていた。そんな思いで議会に陳情してきた。ところが、議員がLRTありきになっている。だから陳情を何度出しても議論にならない。不燃焼だ。議会に原因がある。市長選は市民に問う場にしたい」

 -LRT、公共交通以外の政策についてどう考えているか。

 「元気にしたい。中心市街地は娯楽、アミューズメントがあったらいいなと思う。当然、市民からいろんな要望が出る。福祉、教育など問題が出てくると思うが、詳しくないので市職員としっかり話をして意見を伺いながら、従来の政策の改善すべきところを探し、市民のための市政になるよう努力したい」

 -選挙運動はどのように進めるのか。

 「会員は700人余り。報告したり、お願いしたりしているのは。LRTの西側延伸は、宇都宮市の破綻につながる。各政党、団体へ支援をお願いに行く。大多数の皆さんが、宇都宮市にLRTは向いていないという思いでいるはず。各政党とも支援要請に対し、何らかの支援をいただけると思っている。市民の皆さんの反対の声をしっかりと訴えていきたい」

 -無所属での立候補か。宇都宮市の出身か。

 「無所属だ。生まれは(宇都宮市の)今泉。父親が国鉄だったので」

 -県が整備を進める「文化と知の拠点」について。

 「県にいいものを整備してもらいたい。LRT沿線という発想は一切なく、市中心部に持っていくものではない。予定地は道路も整備され、今後も周辺が整備されていく場所。大きな施設を造る必要がある。(現計画で)いいと思う」

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