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オレンジに色づき出荷時期を迎えたソラナムパンプキン=25日午前11時20分、真岡市高田

 ハロウィーンの装飾などに用いられる「ソラナムパンプキン」の出荷が、栃木県真岡市高田の園芸農家「光菅(こうすげ)園芸」で最盛期を迎えている。

 ナス科の植物でカボチャに似た直径4~5センチの実を付ける。パンプキンツリーとも呼ばれ、ドライフラワーや観賞用として人気という。同園芸は6年前から栽培。高さ25~30センチに育てた鉢植えを本県や東京、大阪などの市場に出荷している。

 今年は10日から出荷を開始。25日は早朝から従業員5人が葉を切り落としてラベルを差し込む作業に当たった。1200鉢を整え、トラックに積み込んだ。出荷は来月20日ごろまで続く。

 同園芸の光菅豊(こうすげゆたか)さん(45)は「猛暑やゲリラ豪雨が頻発する中で試行錯誤し、需要期に形よく育った。クリスマスごろまで楽しめる実なので、部屋の彩りに加えてほしい」と話していた。