河村さんの千切りを見つめる参加者たち

 那須町が新たなご当地グルメにしようと売り出す「那須ロイヤルポーク焼売(しゅうまい)」の作り方を学ぶ「サマースクール親子料理教室」がこのほど、寺子乙のゆめプラザ・那須で開かれ、町内の小中学生の親子32組71人が参加した。

 同シューマイは町内で肥育された豚肉を使うのが特徴で、中国料理ケータリングサービス「グルメサプライズ」(京都市)のオーナーシェフ河村栄二(かわむらえいじ)さん(59)がレシピを考案した。町は普及拡大の一環として、河村さんを講師に招き親子料理教室を企画した。

 参加者は、みじん切りや片栗粉の混ぜ方などについて河村さんのアドバイスを受けながら親子で協力して作業。ショウガやごま油などを使った調味料をひき肉と混ぜ合わせた後、皮で包み、蒸し上げた。

 田代友愛小1年相場優馬(あいばゆうま)さん(6)は「肉が柔らかくて混ぜるのが楽しかった。家でもまた作りたい」と笑顔。河村さんは「スーパーなどで簡単に用意できる材料で、豚のおいしさを最大限引き出すことを意識してレシピを考えた。多くの人に広がってほしい」と願っていた。

 町は今秋、同シューマイの味などを競うグランプリを予定している。