50万人目の家族連れを迎えて行われた記念セレモニー

記念グッズを手にする50万人目の家族連れ

50万人目の家族連れを迎えて行われた記念セレモニー 記念グッズを手にする50万人目の家族連れ

 【宇都宮】竹下町の飛山城史跡公園の来場者数が8日、50万人を突破した。同公園は自然と歴史を満喫できる場所として2005年に開設され、19年目を迎えた。来場者数は月平均2千人台で推移していたが、昨年8月の次世代型路面電車(LRT)開業後に急増。3月は1カ月で過去最多の6千人が訪れるなど、人気スポットとなった。公園を管理するNPO法人飛山城跡愛護会は同日、記念セレモニーをとびやま歴史体験館で開き、50万人目となった家族連れに記念グッズを贈った。

 飛山城は鎌倉時代に築かれ、安土桃山時代に豊臣秀吉の命令で廃城になるまで約300年続いたという。1977年に国史跡に指定され、市は2005年3月、中世の掘立(ほったて)柱建物などを復元した同公園と、出土品の展示や埴輪(はにわ)作りなどができる同体験館を開設した。