会話しながら折り紙体験をする両校の生徒

 【上三川】県と友好提携協定を締結している中国浙江省の杭州市第13中の生徒25人が7日、上三川中を訪問し、同校の生徒と交流した。

 第13中の生徒は、日中青少年の友好交流を通して相互理解を深めることを目的に5日来日。10日まで日本に滞在する。滞在中、栃木クリーンプラザや県立博物館、日産自動車栃木工場を見学するほか、8日以降は日光や浅草などの観光地を訪れる。

 上三川中では星野光利(ほしのみつとし)町長や県日中友好協会の白石雄治(しらいしゆうじ)会長らが見守る中、同校の増渕忍(ますぶちしのぶ)校長と、第13中の汪華鵬(オウカホウ)副校長が友好交流覚書に調印した。

 第13中の生徒は体育館でバスケットボール部やバドミントン部を見学した後、上三川中の生徒が企画した歓迎セレモニーに出席。上三川中生は剣道と合唱の発表、折り紙指導を行い、第13中生は歌や伝統の踊りを披露した。

 第13中1年徐梓涵(じょしんかん)さん(13)は「日本の中学生と仲良くなれた。良い思い出がつくれた」。上三川中3年今村瞳(いまむらひとみ)生徒会長(14)は「最初は価値観や言葉が通じるのか不安だったが、交流を通して中国の皆さんが明るく笑顔になってくれてよかった」と話した。