見形和久候補

 新庁舎が昨年11月に完成した。中は木造。95%は皆さんが植えた町有林の木を使った。本当に先輩方に足を向けて眠れない。次の世代へつないでいかなければとの思いだった。

 館はできたが中身は何をするのか。子育て対策、人口減少、教育の問題…。来年はいよいよ団塊の世代が後期高齢者になる。どう対処するか、考えたことをしっかり取り組みたい。

 この農村を何とかしたい。農業大学で学び、役場に入って三十数年、町長になって12年考えてきた。昭和50年代、全町ほ場整備を計画し、丸かった田んぼが四角くなった。ところが心血を注いだ農地が荒れ放題のところが出てきた。何とか活性化し、先人たちの志をわれわれが次の世代につないでいかないといけない。

 指定廃棄物最終処分場問題は解決したわけではない。環境省に候補地返上の文章をおいてきた。私がこの職にいる限り、環境省の言うことは聞かない。

 私にも夢がある。実現するため、どうしても勝って町を前に進めていきたい。

 【略歴】塩谷町長3期。たかはら森林組合理事。たかはら山の自然を守る会会長。東京農業大卒。同町飯岡。