理科実験教室で傘袋を使ったロケット作りを楽しむ参加者

箱庭作りを楽しむ参加者

理科実験教室で傘袋を使ったロケット作りを楽しむ参加者 箱庭作りを楽しむ参加者

 【大田原】夏休み中の子どもたちが多彩な催しを楽しめる「おおたわら子どもフェスティバル」が28日、市湯津上支所で初めて開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。

 元気な子どもの育成と子供会活動の発展を目的に、市内119の子供会などでつくる「市子供会育成会連絡協議会」が企画した。

 会場には、射的など5種目を楽しめる「子どもオリンピック」や那須与一(なすのよいち)にちなんだ弓矢体験、国指定史跡「侍塚古墳」の缶バッジ作りなどが用意された。県警のパトカーや白バイも展示された他、安全な道路横断を学べる歩行環境シミュレーター「わたりジョーズ君」の体験も行われた。

 奥沢小の藤田達也(ふじたたつや)教諭による理科実験教室では、ペットボトル製の空気砲やぬれた傘をしまう傘袋を使ったロケット作りに挑戦。箱庭作りのワークショップも開かれ、参加者は直径10センチの小皿に紙粘土を敷き詰めて、造花や貝殻で思い思いに飾り付けを楽しんだ。

 大田原小4年塙桃樺(はなわももか)さん(9)は「実験教室では理科のおさらいになって勉強になった」、同中島(なかじま)はなさん(9)は「箱庭作りの飾り付けが楽しかった。いい夏休みの思い出になりました」と笑顔だった。