浅野氏(右)と小川氏

 任期満了に伴う小山市長選は14日告示される。いずれも無所属で、再選を目指す現職浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)と市議の新人小川亘(おがわわたる)氏(56)の2人が立候補を表明しており、一騎打ちの激しい選挙戦が予想される。投開票日は21日。

 浅野氏は、市民の心身や社会が良好な状態を表す「ウェルビーイングの実現」を理念に掲げる。都市と農村が調和した「田園環境都市のまちづくり」、健全財政の維持向上、JR小山駅西口の再開発ビル「ロブレ」存廃方針の早急な決定、市民との共創などを主要政策としている。

 小川氏は「小山を、前に!」をスローガンに、小山駅周辺への防災機能を備えたコンベンションセンター整備など、中心市街地活性化の加速を重点施策とする。市内各地区の特性を生かしたまちづくりのほか、新小山市民病院への歯科・口腔(こうくう)外科開設など「地域完結型医療」の確立も訴えている。