田中代表(右)から整備した里山の説明を受ける参加者=8日午後、佐野市

奥佐野農泊推進協議会が整備する里山を視察する参加者=8日午後、佐野市

田中代表(右)から整備した里山の説明を受ける参加者=8日午後、佐野市 奥佐野農泊推進協議会が整備する里山を視察する参加者=8日午後、佐野市

 農村地域の誘客促進に向け、県などは8日、本年度最初の「グリーン・ツーリズムネットワーク研修会」を佐野市吉水町の道の駅どまんなかたぬまなどで開催した。

 農業や観光の関係者らで組織する県グリーン・ツーリズムネットワークの会員や市町の職員ら約50人が参加し、同市多田町の丸岳地区で活動する「奥佐野農泊推進協議会」の田中浩唯(たなかひろただ)代表が講義を行った。

 同協議会で里山再生に向けた沢の整備やDIYの体験講座などを行っている田中代表は、活動を始めた経緯や地域住民の理解を得る取り組みなどを紹介。体験講座で講師を務める専門家選びについては、「本気で取り組んでいる人かどうかを見極め、何度も会って関係性を構築するのが大切」と説明した。

 参加者は同協議会が活動する里山に移動し、整備された現場を視察。田中代表から講座内容や集客方法を聞くなどして、学びを深めていた。