見ごろを迎えた早咲きのシャクヤク

見ごろを迎えた早咲きのシャクヤク

見ごろを迎えた早咲きのシャクヤク

見ごろを迎えた早咲きのシャクヤク

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 【足利】政治家秘書から農家に転身した片岡和紘(かたおかかずひろ)さん(38)=堀込町=のシャクヤクの観光農園「メゾン ド ピオニー」が先月、里矢場町にオープンした。約4千平方メートルに植えた約40品種2千株のうち、早咲きの品種が見ごろを迎えている。開園は今月中旬まで。

 片岡さんは秘書時代、休日に訪れた米国・ニューヨークで赤いつぼみの花束を抱えて運ぶ男性の姿を見かけた。印象に残り調べてみると、シャクヤクだと分かった。国内の生産者の元を訪れて話を聞くうちに、「自分もやってみたい」と思うようになった。秘書を辞めて2020年、前橋市の生産者から株を譲り受けて栽培を始めた。

 初めての経験ばかりで苦労も多かった。同所は耕作放棄地で水はけが悪く、根腐れを起こした。品種によっては水分量や肥料を代える必要があり、除草にも悪戦苦闘。「考えが甘かった。辞めようと考えたこともあった」と振り返る。

 今年は昨年より数日遅く咲き始め、3日は赤やピンクの花が風に揺れていた。今年から有料化し、500円のシーズンパス(中学生以下無料)を購入すれば何度でも入園できる。切り花や鉢植えも販売する。片岡さんは「シャクヤクはボリュームがあって豪華。さまざまな種類を見て魅力を知ってほしい」と話す。

 開園時間は午前10時~午後5時。場所は矢場川小から北に約300メートル。(問)片岡さん080・4157・7636。