東島田ふるさとの森で昨年8月に行われた観察会

キラ星農園が管理・整備する憩いの森鉢形

東島田ふるさとの森で昨年8月に行われた観察会 キラ星農園が管理・整備する憩いの森鉢形

 【小山】市が所有・管理する「東島田ふるさとの森」と有機栽培野菜などを手がけるキラ星農園が管理・整備する「憩いの森鉢形」が、環境省の「自然共生サイト」に認定された。適切な維持管理によって生物多様性の保全が図られている区域として価値が認められた形。市は同農園と役割分担を図りながら協調し、市内の平地林保全に向けた市民の意識高揚につなげる考えだ。

 国は生物多様性の損失を食い止める取り組みとして、2030年までに国内の陸と海の各30%以上を健全な生態系として保存する目標を設定。同サイトの認定はその一環として昨年度始めた。23年度末までに全国184カ所、県内では市内2カ所を含む計5カ所を認定している。