栃木県茂木町飯(いい)の焼森山山麓のミツマタ群生地でミツマタが開花し、黄色い小さな花が「妖精の森」と呼ばれる幻想的な景観をつくり出している。
焼森山ミツマタ保全協議会によると、約7千平方メートルの杉木立の斜面に約7500本のミツマタが群生している。今年は寒さの影響で例年より3、4日遅い今月上旬に開花し、現在は五分咲きという。今週末に見頃を迎え、月末まで楽しめる。
春分の日の20日は、県内外から多くの観光客が訪れ、遊歩道を歩きながら花の写真を撮るなどして楽しんでいた。毎年訪れている鹿沼市引田、飲食業渡辺久美子(わたなべくみこ)さん(49)は「日の当たる斜面で花が多く咲いていた。近いうちに、また来たい」と話していた。