【小山】子どもたちが主役となって販売を手がけるマルシェ「子ども商店街」が10日、粟宮のパン店「OLEA(オレア)」の敷地内で初めて開かれた。
御殿広場で「ピクニックマルシェ」、小山総合公園で「おやまいち」、オレアで「オレアシェアマーケット」をそれぞれ開いている団体で組織した「オヤマ・マルシェスリーピース」が、子どもたちに体験の場を設けようと主催した。
小学6年生までの約40人が参加し、手作りのシールや折り紙、アクセサリーの雑貨などを販売する17店舗が出店した。保護者が「見守り役」に徹する中、子どもたちは店の前での声かけや、客とのお金のやりとりも自分たちで取り組んだ。
アクセサリーやキーホルダーを販売した小山城南小2年柿沼美織(かきぬまみおり)さん(8)は「お客さんにいろいろ買ってもらってうれしかった。準備は少し大変だったけど楽しかった」と話した。
オレア代表の笠井麻衣(かさいまい)さんは「子どもたちが積極的に店に立つことで、仕事の大変さや商品が売れる喜びなどを味わってもらえたのでは」と目を細めていた。