集会所で弁当におかずを詰める米山さん=1月21日、石川県輪島市(米山さん提供)

倒壊した住宅から被災者の思い出の品を取り出す米山さん=9日午後、石川県輪島市(米山さん提供)

集会所で弁当におかずを詰める米山さん=1月21日、石川県輪島市(米山さん提供) 倒壊した住宅から被災者の思い出の品を取り出す米山さん=9日午後、石川県輪島市(米山さん提供)

 能登半島地震の被災地、石川県輪島市に毎週末通い、炊き出しなどに当たるボランティアがいる。宇都宮市、飲食店経営米山里奈(よねやまりな)さん(45)。活動のきっかけは13年前の東日本大震災だ。宮城県内の被災地で、行方不明者の遺骨の捜索や復旧作業に携わった。これまでの人生、多くの人に助けられた。その恩返しをしたい-。素直な思いが原動力だ。「被災地の現状を知り、備えをしてほしい」。今は本県と輪島市を行き来しながら訴える。