JR東日本の県内駅で唯一の女性駅長の岡崎足利駅長

 【足利】歴史と文化が薫る街の玄関口として、多くの人が行き交うJR足利駅。岡崎真弓(おかざきまゆみ)駅長(46)は現在、栃木県内のJR東日本の駅で唯一の女性駅長だ。女性であることを理由とした採用や配置などを禁じる「改正男女雇用機会均等法」の施行を翌年に控えた1998年に入社し、3人の子育てと両立しながらキャリアを積み重ねてきた。

 「体の不自由な人が自由に出歩けるサポートをしたい」との思いを胸に、勤務地域を限定する「エリア職」で入職し、群馬県の高崎支社に配属された。同支社は女性の新入社員は旅行センター「びゅうプラザ」への配属が一般的だったが、同法施行を見据え、両毛線高崎駅で切符販売などをする営業係になったという。