航空機エンジン部品製造のAeroEdge(エアロエッジ、足利市寺岡町、森西淳(もりにしじゅん)社長)が14日に発表した2023年12月中間決算は、売上高が前年同期比4・5%増の14億5500万円、経常利益が40・3%減の1億7200万円だった。新規事業の受託などで売り上げは増加したが、コストの増加や前期に計上した生産設備購入に伴う補助金収入がなかったことなどにより減益となった。
航空機需要の高まりで部品の受注が高水準で推移した。一方、事業拡大に伴う人件費や昨年7月の上場に伴う必要経費の増加もあり、純利益は48・1%減の1億5千万円だった。
24年6月期は人手不足などで航空機の製造が滞り、当初の部品販売見込み数が25年6月期以降にずれ込む見通し。一方で新材料開発業務の受託や円安を踏まえ、業績予想は据え置いた。