【大田原】地震発生時に児童が自ら考えて行動できる力を育てようと、蛭田小は8日、「予告なし避難訓練」を行い、全校児童約50人が参加した。
昼休みに「地震が起きました。安全な場所で地震が収まるのを待ちなさい」という放送が流れると、校庭にいた児童たちは遊ぶのをやめて、低い姿勢を取って安全を確保。その後は教職員の指示に従って校庭中央に集合し、放送から約5分で避難が完了した。
訓練終了後、矢野勝昭(やのかつあき)校長は児童を前に「地震はいつどこで起こるか分からない。実際に発生した時でも、放送の内容や消防団員の話をよく聞いて落ち着いて行動してください」と話した。
5年澤瀬琉陽(さわせりゅうひ)君(11)は「放送がちゃんと聞こえるように静かに待機できた。地震の時は安全な場所に避難できるようにしたい」と話した。