小山市が文化庁の現状変更許可を受けず、国指定史跡・琵琶塚古墳整備事業に着手していた問題で、市教委は28日、市役所で記者会見を開き、手続きの不備を認めて謝罪し、原因究明や再発防止策の策定を急ぐ考えを明らかにした。浜口隆晴(はまぐちたかはる)教育長は「おわびのしようもない恥ずべき事態。本市のみならず本県の文化財保護整備事業に対する信頼を揺るがしかねず、痛恨の極み」と述べた。
事業は国の補助金を受けて2018年度に着手。古墳を保護盛土で覆い、芝生植栽や遊歩道整備などを行い公園化する計画で、27年度の完成を目指している。
市の説明によると、今回の問題は(1)実施計画策定時点で申請すべきだった現状変更許可を受けず着工した(2)工法変更について整備委員会や専門部会、県、文化庁に相談すべき手順を怠った-の2点。
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