検察官の後ろ側に座る那須雪崩事故の遺族ら。公判で意見陳述が行われた=19日午後、宇都宮市小幡1丁目(代表撮影)

 那須町で2017年3月、登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた男性教諭ら3人の第16回公判が19日、宇都宮地裁(瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判長)で開かれ、被害者参加制度で6遺族7人が意見陳述した。

 「6年以上、涙のない日はない」「可能な限り重い刑罰を」。各遺族は悲痛な思いを訴え、3被告への厳罰を求めた。次回は来年2月29日に論告求刑と最終弁論などを行い、結審する予定。