かやぶき屋根修繕のためのチャリティー作品展

傷みが大きくなっている4号館のかやぶき屋根

かやぶき屋根修繕のためのチャリティー作品展 傷みが大きくなっている4号館のかやぶき屋根

 【益子】益子の県指定文化財「濱田庄司(はまだしょうじ)記念益子参考館4号館」のかやぶき屋根の修繕費用を捻出するため、県民芸協会は城内坂の陶器販売店「陶庫」で、チャリティー作品展を開いている。会員作家13人の陶器と染め織りの作品約200点を販売し、売上金の一部を貴重な屋根のふき替え費用に充てる。

 参考館は濱田が民家や長屋門、蔵などを移築して生活と制作の拠点とした場所。陶芸の郷・益子としてのシンボル的存在でもある。

 木造平屋の4号館は面積約343平方メートルで、屋根はかやぶきとして県内有数の大きさを誇り、建築技術的にも際立っている。