【足利】足利大は24日、本城3丁目の本城キャンパスでキャンドルライティングやイルミネーション点灯式を行った。
「和をもって貴しとなす」を建学の精神に掲げる同大。この取り組みは、釈迦(しゃか)が悟りを開いた「成道」を祝う仏事に倣い、学生が成道の灯を受け継ぎ、自分の道を成すための覚悟を決める機会にすることが狙い。看護学部2年生約85人が参加した。
僧侶による読経の後、学生たちは手にしたキャンドルに火をともし、ホールで記念撮影をした。その後、屋外ステージに移動し、学生らのカウントダウンで成道の灯をイメージしたイルミネーションを点灯した。
学生代表を務めた水野集斗(みずのしゅうと)さん(20)は「3年からは実習に入ります。気を引き締めて学問に励まなければならないと感じる機会になりました」と振り返った。
イルミネーションは来年2月末まで、日没から午後8時まで点灯する。