初の写真展を開くアサヒフォトクラブのメンバーたち

 【真岡・益子】約40年にわたり益子町の産業を支えた旧ペンタックス益子事業所で働いた4人が「アサヒフォトクラブ」として、16~20日、真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園グリーンサロンで初めて写真展を開く。長年、カメラの製造に携わった思い出を胸に、ペンタックスの愛機を使って切り取った風景作品など約40点を展示する。

 1968年、前身の旭光学工業が益子町塙に進出した。カメラ、レンズを一貫生産する拠点として立地し、地元採用で町民の雇用が大幅に拡大した。しかし2008年にペンタックスが別会社に吸収合併され、後に益子事業所も閉鎖した。ペンタックスのカメラ事業は現在、リコーの子会社が引き継いでいる。