【足利】国産小麦の普及拡大を目指す「麦わらぼうしの会」主催の「第13回麦わらぼうしフェスタ」が5日、福居町の笠原産業で開かれた。
約20の会員企業などが出店し、栃木、群馬両県産の小麦を使って製造した商品を販売した。来場者は小麦粉を買い求めたり、出来たてのラーメン、すいとんなどの料理に舌鼓を打ったりした。
小麦「さとのそら」を使ったクッキー作り体験には、多くの子どもたちが参加した。あらかじめ用意されたクッキーの生地を、型を使うなどしてさまざまな形に仕上げ、焼き上がりを待った。
このほか、バンド演奏や抽選会も行われた。友人と初めて訪れたという佐野市北茂呂町、主婦高柳美智子(たかやなぎみちこ)さん(80)は「食べ物もおいしく、来て良かった。友達に渡そうと小麦粉、パンなどたくさん買った」と満足そうに話した。