地域住民と笑顔で話すコミュニティナースの高山さん(右)ら。「まちの保健室」の会場には血圧計も用意している=9月下旬、下野市国分寺

「まちの保健室」で、笑顔で地域住民と話すコミュニティナースの高山さん(右)=9月下旬、下野市国分寺

地域住民と笑顔で話すコミュニティナースの高山さん(右)ら。「まちの保健室」の会場には血圧計も用意している=9月下旬、下野市国分寺 「まちの保健室」で、笑顔で地域住民と話すコミュニティナースの高山さん(右)=9月下旬、下野市国分寺

 看護師などの資格を持つ人たちが、地域住民に身近な場所で心と体の健康のために活動する「コミュニティナース(コミナス)」の取り組みが、県内で徐々に広がっている。何でも話せる相談会の開催や病院受診の付き添いなど、実践の方法はさまざま。行政に届きづらい声をすくい上げて支援につなげる効果も期待でき、連携に向けて動き出す自治体も出てきた。

 「調子はどうですか」

 9月下旬、下野市内の古民家カフェで開かれた「まちの保健室」。コミナス活動に取り組む団体「&nurse(アンドナース)」のメンバーが参加者に笑顔で話しかけた。