地元住民向けの見学会でに公開された駅舎風の上屋と、車掌車

 【茂木】未成線「長倉線」を観光資源化している町は、河井の「下野中川」停車場跡に設置した昭和の車掌車を覆う上屋を設け、幻の駅を完成させた。丸形の郵便ポストや信号機も加えて昭和の駅の風情を再現。12日には地元住民向けの見学会を開いた。29日に始まる今秋の未成線ツアーで車掌車の内部を初公開する。

 長倉線の魅力を高めようと町は、貨物列車の最後尾に連結されていた「車掌車」を河井の「下野中川」停車場跡にツアーの目玉の一つとして設置し、今春から外観を公開している。

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