【宇都宮】平石中央小の複式学級解消などを目的に、市教委は次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線を利用して学区外から同校へ通学する児童の募集を始めた。12月2日に、授業風景や校内施設を見学できる入学相談会を開く。
同校は同線平石中央小学校前停留場近くの南東に位置する。本年度の児童数は55人。3、4年生が市内で唯一の複式学級となっている。市教委教育企画課によると、ランチルームでの全校給食や少人数学級でのきめ細かな指導が特色だ。
応募条件はLRT沿線エリアに居住し、片道1時間程度で通学できること。従来、隣接する学区間に限っていたが、簗瀬小、泉が丘小、ゆいの杜小など適正規模以上の12校まで対象を広げた。募集人数は在校児童数に応じて、各学年で4~16人程度。
相談会は午前9時~正午。通常授業の見学や同校教員に直接質問できる相談タイムのほか、同校児童が栽培したサツマイモを使った地域行事「やきいもの会」が開かれる。同課の渡辺美紀(わたなべみき)課長は「LRTに乗って、親子で見学に来てもらえれば」と話している。
通学の申請は市役所の市教委窓口で受け付ける。締め切りは来年1月15日。申請書は市教委で配布しているほか、市ホームページからダウンロードできる。通学希望者が多い場合は抽選となる。(問)同課028・632・2707。