小さくかれんな花を咲かせるハギ

 【足利】寺岡町の寺岡山元三大師で24日、恒例の萩まつりが4年ぶりに開かれた。

 例年は9月の第3日曜に行うが、猛暑でハギの開花がずれ込んだため、1週間遅れて開催した。本堂を囲む石垣沿いなどに200株ほどのミヤギノハギが植えられている。残暑の影響により現在は二分咲きで、10月中旬まで楽しめる見込みという。

 祭りでは、沖縄音楽や津軽三味線の演奏、菓子などをまく「お宝まき」などが行われた。来場者は紅白に色づく小さくかれんな花を楽しみながら、各種催しを満喫していた。

 本橋孝悠(もとはしこうゆう)住職(41)は「楽しみにしてくれていた人たちの笑顔を見ることができて良かった。来年以降も子どもも大人も楽しめる祭りとして続けていきたい」と話した。