堀野主任主事(中央)の指導を受けながら古文書を読み解く市民学芸員たち

 【鹿沼】学芸員と共に地域の歴史や土器などの考古資料を調査する「市民学芸員」の養成講座が、歴史好きの市民の人気を集めている。県内では珍しい取り組みで、これまでに39人の市民学芸員が誕生し、古文書などの研究を行っている。養成講座には毎回定員を上回る応募があるため、市は先着順での受け付けを見直し、本年度は抽選を行うことにした。25日まで申し込みを受け付けている。

 市全体を博物館に見立てて、歴史資料をはじめとする地域資源を教育や文化の向上のため積極的に活用する「鹿沼まるごと博物館」事業の一環。養成講座は2016年に始まり、今春までに39人を認定した。

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