警察活動に長年協力したとして、大田原署警察医の青柳直大(あおやぎなおひろ)さん(74)=那須塩原市新南=と県地区交通安全協会女性部連合会長の五十嵐(いがらし)清江(きよえ)さん(74)=宇都宮市簗瀬町=に、関東管区警察局長感謝状が贈られた。県警本部で23日に開かれた伝達式で、難波健太(なんばけんた)本部長から手渡された。
青柳さんは1998年4月、父親から警察医の職を引き継ぎ、遺体の死因などを確認する検案を行っている。「父は80歳くらいまで(警察医を)していた。自分も体が動くうちは続けたい」と意欲をみせた。
五十嵐さんは30年以上、交通事故防止の啓発活動に尽力。2012年から同会長、16年から宇都宮東交通安全協会長を務める。「誰でもできることしかしていない。長くできたのは、人に恵まれたから」と周囲の支えに感謝した。
同管区内の10県警では今年、25人と2団体が受賞した。県内ではこれまでに、2人を含め53人が表彰を受けている。