【大田原】地域の人を講師に迎え小中学生が合同で多様な分野を学ぶ「地域に学ぶ会」が10日、金田南中で開催され、同校の生徒と奥沢小、金丸小の児童計約80人が参加した。
子どもたちの郷土愛を育もうと、3校で小中一貫教育を推進する「金田南学園」が初めて開催。料理やプログラミング、絵手紙など計7講座を開設した。
郷土芸能の講座では、市指定民俗無形文化財の「那須神社永代々神楽」を体験。子どもたちは、神楽の保存会の会員6人から扇子の回し方や太鼓のたたき方などを教わり伝統の神楽を体験した。
奥沢小2年松本梨愛(まつもとりな)さん(7)は「扇子を回すのが難しかったけど、優しく教えてくれた」と笑顔。金丸小時代、郷土芸能クラブに所属し神楽を舞っていた金田南中3年池田麗乃(いけだれの)さん(14)は「4年ぶりだったけど、思い出しながら披露できた。小学生が一生懸命に取り組んでいて、一昔前の自分を見ているようでうれしかった」と話した。