宇都宮地方気象台は15日午前5時36分、「台風第7号に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では台風の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、16日にかけて大雨となる恐れがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要としている。雨雲が予想以上に発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性もあるという。
気象台によると、台風は15日午前4時には潮岬付近にあり、時速約10キロで北西へ進んでいる。15日は近畿地方を北上し、16日は日本海を北へ進む見込み。関東甲信地方では、15日午前中は線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。
予想される1時間降水量は、15日が北部南部ともに多い所で40ミリ、16日が北部南部ともに多い所で30ミリ。予想される24時間降水量は、16日午前6時までが北部南部ともに多い所で100ミリ、17日午前6時までが北部南部ともに多い所で50~100ミリ。
線状降水帯が発生した場合、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。