野木町は10日、町内で7月に発生した突風で住宅が被災した世帯に見舞金の給付を検討していることを明らかにした。また突風被害に伴う災害ごみ処理や各施設の復旧工事など緊急の対応が必要となったため、同日までに本年度一般会計補正予算として2億1200万円を専決処分した。

 町のまとめによると、7月28日時点の住宅被害は準半壊が3棟、一部損壊が74棟。町災害見舞金等支給要項では住宅の全壊か半壊を見舞金の対象としているが、屋根が飛ばされ雨で家財道具が被害を受けるなどした世帯もあることから、準半壊、一部損壊の世帯にも給付を検討することとした。給付時期や金額は今後、調整するという。

 補正予算の専決処分日は7月28日。内訳は災害ごみの処理に要する小山広域保健衛生組合への負担金が1億4700万円、災害ごみ運搬業務費や被害対応の職員手当などが700万円、公共施設等復旧事業費が5800万円。