東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物問題で、環境省が塩谷町上寺島の国有林を処分場(長期管理施設)の詳細調査候補地に選定し、30日で9年が経過する。処分場の計画は膠着(こうちゃく)状態が続く中、県内6市町で農家が一時保管する稲わらなどの農業系廃棄物の暫定集約については那須塩原市と日光市で完了し、大田原市と那須町が集約先を決めた。一方、矢板市と那珂川町は具体化まで至らず、進捗(しんちょく)状況に差が生じている。
3月末時点で、県内の指定廃棄物は1万1110トン、うち農業系廃棄物は2039トン。減容化が進み、1年前に比べ745トン減少した。
残り:約 505文字/全文:802文字
この記事は「下野新聞デジタル」の
会員
のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報でとちぎの「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者・フルプランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く