【足利】人間国宝の狂言師野村万作(のむらまんさく)さんと萬斎(まんさい)さん、裕基(ゆうき)さんの親子3代が出演する「第2回足利狂言」が23日午後2時から、朝倉町のあしかがフラワーパークプラザ(市民プラザ)文化ホールで開かれる。
市みどりと文化・スポーツ財団と市教委が主催。演目は、萬斎さんが「蚊相撲」を、万作さんが「牛盗人」を演じる。
「蚊相撲」は、人間である大名と蚊の精が相撲をとる奇想天外な作品。おおらかな大名と、蚊の特徴がデフォルメされた蚊の精の動きが注目という。「牛盗人」は、刑事ドラマを思わせる緊迫感のある展開が続く異色の名作。
チケットは同プラザで当日購入も可能。一般が5千円で、25歳以下は2千円。
同日午前11時から正午までは同ホールで、狂言のワークショップも行う。狂言の分かりやすい解説のほか、演目「柿山伏」の実演もある。チケット購入者は、無料で参加できる。