【小山】市国際交流協会外国人ふれあい子育てサロンの「わくわく親子で体験まゆ人形づくり」が24日、市中央公民館で行われ、市内在住のブラジル、ペルーなどの外国籍親子6組14人が参加した。
小山の伝統文化について知ってもらうとともに、交流を通じて困り事などを相談できるような関係性を築くことが目的。
参加者は結城紬(つむぎ)の歴史や養蚕などについて説明を受けた後、繭人形に取り付ける飾りを水性ペンで彩色したり、繭に目鼻を描くなど、思い思いの人形作りに取り組んだ。
親子4人で参加したペルー出身、小山城南小6年村上花心(むらかみはな)さん(11)は「ひよこと妖精のキャラクターの繭人形を作ってみた。少し難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。
県のまとめによると、市在住外国人は今年1月1日時点で7180人と、市町別では宇都宮市に次いで多い。
同サロンの堀江和美(ほりえかずみ)相談員(58)は「保育園探しや、行政への申請書類提出などでも苦労している外国籍の方が多い。こうした活動を通じ、気軽に相談してもらえるよう交流を深めていきたい」と話す。
同サロンでは7、8月に白鴎大の学生の協力による外国籍小中学生の夏休みの宿題サポート、9月は県防災館(宇都宮市)での防災体験などを予定している。
(問)同サロン0285・23・1042。