日光市観光協会前に掲げられたG7閣僚会合の開催を知らせるフラッグ=5月下旬

 【日光】24、25の両日に奥日光で開かれる先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合をきっかけに5月に発足した「とちぎでジェンダー平等をすすめる会」(阿部和子(あべかずこ)代表)は、ジェンダー問題を考える映画上映会と市民連続講座の参加者を募集している。

 上映会と講座は、県が募集した同会合の応援事業の一つ。事業名は「わたしたちひとりひとりには力がある」。日常に浸透していて1人では変えることが難しい、身近なジェンダー問題に焦点を当てる。

 映画上映会は22日午後3時と同7時からの2回、今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」で開く。女性の選挙権獲得など日本の女性史を扱った映画「ミモザウェイズ」の上映と講演を行う。申し込み不要。

 市民連続講座は7月から来年3月までの第1金曜に実施する。第1回は7月7日午後7時から、大沢の大沢公民館でジェンダー不平等のモヤモヤを共有する座談会を実施する。以降は外部の講演会への参加なども予定。メール(kazuko.abe.hope8517@gmail.com)に参加希望の旨を書いて申し込む。

 いずれも参加無料。阿部代表は「家庭内のジェンダーバイアスにモヤモヤしている人は多いと思う。少しでも思い当たるところがあれば、まずは気軽に映画を見にきてほしい」と呼びかけている。