多彩な作品が並ぶ「第9回ゲタ箱展」

 【大田原】旧両郷中の廃校舎を活用した中野内の市芸術文化研究所で17日、恒例の「第9回ゲタ箱展」が始まった。30日まで。

 国内外の芸術家による彫刻や絵画、オブジェなどの作品が、誰もが慣れ親しんだげた箱の小さなスペースに並べられている。今回は過去最多となる132点が展示された。

 この日は、開催に合わせてオープニングセレモニーが行われ、出品作家や関係者ら約50人が出席した。同研究所の日原公大(ひはらこうだい)所長(77)は「新型コロナウイルス禍で発表の機会が少なかった分、今回は作家の魂が込められた作品が集まった印象だ。ゲタ箱展は直接作品に触れられるのが特徴。作品の重みや質感を感じて、作家の世界観を味わってほしい」と話している。

 作品はホームページやフェイスブックでも公開している。午前10時~午後4時。入場無料。(問)同研究所0287・59・0004。