トウモロコシを収穫する児童

トウモロコシを収穫する児童

トウモロコシを収穫する児童 トウモロコシを収穫する児童

 小山市大谷北小の3年生約120人は12日、同市犬塚8丁目、農業森田恵介(もりたけいすけ)さん(79)方の畑でトウモロコシの収穫を体験した。

 同校は約30年前から森田さんの畑で農業を学ぶ授業を行っている。森田さんから唐箕や脱穀機など農機具の仕組みや農作物の生育の大変さを学んだ後、収穫に臨んだ。

 森田さんは「オオモノ90」という品種を約120平方メートルの畑で3カ月ほどかけて育てたという。児童は甘いトウモロコシの見分け方や収穫の仕方を教わり、思い思いのトウモロコシを探し、1人2本ずつ収穫した。

 木村柚稀(きむらゆずき)さん(8)は「大きい葉っぱとひげが黒いのが甘いものなんだと勉強になった。コーンスープにして食べたい」と満面の笑みを浮かべた。森田さんは「うれしそうに収穫する子どもたちの笑顔を見られるのはたまらない」と目を細めた。