【足利】軽トラックなどの荷台を使って商品を販売する「第20回あしかが坂西軽トラ市」が4日、葉鹿町の千蔵院門前通りで開かれた。久しぶりの開催とあって、待ち望んだ約3千人(主催者発表)が来場。各所で行列ができ、路上は人であふれた。
坂西商工会などでつくる実行委員会が2011年から、年2回開催してきた。新型コロナウイルスの感染拡大で19年10月を最後に中止となり、今回は3年半ぶり。
車の通行を規制した約350メートルの車道に約45台の軽トラが並び、ホルモン焼きやクレープ、パンなどを販売した。メインステージでは、地元のよさこいグループ「てんて鼓舞」の演舞なども披露された。
地元の葉鹿地区自治連合会の河内裕(かわちゆたか)会長(82)は「20回目の節目の開催が盛況となり、皆喜んでいます」と目を細めた。同商工会の田中美雄(たなかよしお)会長(63)は「今回を契機に、地元の経済活性化を目指したい」と意気込んでいる。