【足利】臨時市議会で臨時議長を務めた三田研三(みたけんぞう)市議が暴言を吐いた問題を受け、市議会の議会運営委員会(小林貴浩(こばやしたかひろ)委員長)は2日、今後の議会運営や改善策を協議した。議場での三田市議へのやじが暴言のきっかけとなったとして、やじを含めた不規則発言をしないことを再確認した。
最大会派「あしかが自民党議員会」の末吉利啓(すえよしとしひろ)市議は「やじはこれまで見過ごされてきた。やじは一律にやめることを全議員に投げかけるべきではないか」と発言した。公明党議員会の藤本秀樹(ふじもとひでき)市議も「改善が必要」と同意見を述べた。
これを受け、小林委員長は「新人ベテランに限らず、不規則発言は絶対にあってはならない。ルールに基づいて議場で発言をしてもらう」とし、不規則発言については今後、厳正に対処する方針を示した。
問題は、最年長で新人の三田市議が臨時議長を務めた5月22日の臨時市議会で起きた。自民党議員会の渡辺悟(わたなべさとる)市議が議席から三田市議に「分からないなら、下りろよ」などと発言。三田市議は議長席から「何言ってんだ、おめえら」などと大声を張り上げた。