約250人が来場したチャリティーコンサート

 【壬生】ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナを支援する町民団体「ひまわりの会」(会沢紀子(あいざわのりこ)代表)は20日、本丸1丁目の町城址公園ホール中ホールで「ウクライナ支援チャリティーコンサート」を開き、約200人がクラシック音楽の生演奏などを楽しんだ。

 同会は2022年5月、所属メンバーが町内在住ウクライナ人女性と交流があったことがきっかけで結成し、不定期でチャリティーイベントを行っている。3回目となる今回は、県内を中心に活動する声楽家菊川敦子(きくかわあつこ)さんの呼びかけで集まった音楽家が演奏、「壬生少年少女合唱団」「コール響」が合唱を披露した。

 会場には小菅一弥(こすげかずや)町長や田村幸一(たむらこういち)教育長らも来場。訪れた人たちは「この素晴らしき世界」「ひまわりの約束」など演奏される約20曲のリズムに身を任せていた。

 この日は広島市で開かれている先進7カ国首脳会議に参加するため、ウクライナのゼレンスキー大統領が来日した。野木町友沼、無職臼井幸男(うすいゆきお)さん(91)は「有名な曲も多く、楽しい時間を過ごした。一日でも早く平和が訪れるようウクライナを応援したい」と話した。