【大田原】多彩なチョウの標本を展示する春の企画展「届いたよ、小さな春だより シジミチョウの仲間たち」が、福原の市ふれあいの丘自然観察館で開かれている。6月18日まで。
同館は毎年春にチョウの企画展を開催している。大型のチョウの展示が続いていたが、今回はシジミチョウ科を中心に、セセリチョウ科も含めた小型のチョウに焦点を当てた。郵便切手の絵柄に採用されたオオルリシジミや国天然記念物のゴイシツバメシジミ、緑色とオレンジ色が美しいアオバセセリなど、計3112点の標本を展示している。
仲西伸人(なかにしのぶひと)館長(60)は「春の訪れを告げる小さいチョウにスポットを当てた。標本を観察して、チョウや昆虫に興味を持つきっかけになってほしい」と来館を呼びかけている。
小山市出井、会社員佐古直哉(さこなおや)さん(36)は「普段よく見るチョウと比べて、羽の形が特徴的ですね」と興味深そうに話した。息子の羽川小2年幸春(ゆきはる)君(7)は「カブトムシが好きだけど、チョウも小さくてかわいい」と笑顔だった。
月曜休館。入館料大人200円、小中学生100円。(問)同館0287・28・3251。