大田原市湯津上の「富士ぼたん園」が20日開園し、色とりどりのあでやかな大輪のボタンが、訪れた人たちの目を楽しませている。見頃はゴールデンウイークごろまで続くという。
地元で富士山と呼ばれる傾斜地約3ヘクタールに、ボタン250種1万株、ツツジ約5千本が植えられている。ボタンでは、紅色に白いしぼりの入った花びらの「島錦」、薄紅色の「花競」のほか、「花王」「島大臣」「太陽」などの種類が見られる。
八溝の山々とボタン、ツツジのコントラストが来訪者を魅了している。
園は園主の古森幸一さん(87)が妻玉子さん(89)と長年、丹精し、石なども配置して庭園のように整えてきた。古森さんは「花はもちろんだが、庭歩きも楽しんでほしい」と話した。
5月14日まで開園している。午前8時半〜午後5時。入園料は大人900円、中学生以下600円、未就学児は無料。(問)富士ぼたん園0287・98・3815。