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かつての足尾銅山の煙害で荒れた山肌を彩る銅親水公園の桜=11日午前11時25分、日光市足尾町、ドローンから

かつての足尾銅山の煙害で荒れた山肌を彩る銅親水公園の桜=11日午前11時55分、日光市足尾町、ドローンから

かつての足尾銅山の煙害で荒れた山肌を彩る銅親水公園の桜=11日午前11時25分、日光市足尾町、ドローンから かつての足尾銅山の煙害で荒れた山肌を彩る銅親水公園の桜=11日午前11時55分、日光市足尾町、ドローンから

 栃木県日光市足尾町の渡良瀬川源流域にある銅(あかがね)親水公園で、ソメイヨシノやオモイガワザクラ(思川桜)などの桜が満開となった。

 同公園は、足尾銅山の煙害で荒廃した山々に緑と潤いを取り戻そうと国、県、旧足尾町が1996年に整備。園内には約80本の桜の木や、銅山の歴史などを学ぶ足尾環境学習センターがある。

 11日は暖かな日差しに恵まれ、公園の桜が周囲の荒れた山肌とのコントラストを醸し出していた。訪れた家族連れなどは散策したり、ベンチに座ったりして花見を楽しんだ。同センターによると、見頃は今週いっぱい。

 群馬県桐生市、薄征治(すすきせいじ)さん(78)は「(公園周辺は)はげ山の印象が強かったが、今は緑が増え風景が少しずつ変化していますね」と笑顔で話した。