【小山】豊田桜まつりが8日、小宅の小宅グラウンド特設会場で開かれ、抽選会やステージイベントなどを通じて地元住民らが交流した。
地元住民らによる実行委員会の主催で、4年ぶり6回目。この日は、薄紅色のオモイガワザクラ(思川桜)が咲く中で、おはやしやフラダンス、よさこい踊りが披露された。
思川河川敷にある同グラウンド周辺には、70本の思川桜が植樹されている。3年前は台風被害の影響が残り、新型コロナウイルスの感染拡大以前から祭りの開催を断念した。
その間、桜の整備に中心的役割を果たしてきた人たちが相次いで他界してしまったという。実行委員長の稲葉哲男(いなばてつお)さん(81)は「開催できてほっとしている。亡くなった方たちも、きっと天国で喜んでくれていると思う」と話していた。