東日本大震災の発生から12年となった11日、キャンドルをともして被災地に思いを届ける催し「ココロツナガル3・11in2023」が宇都宮市峰町の宇都宮大峰キャンパスで開かれた。
新型コロナウイルスの影響でオンライン開催が続いていたが、4年ぶりに集合開催となった。若い世代に震災の記憶をつなぐ集いとして、ボランティア団体「ともしびプロジェクト宇都宮支部」、学生団体「UP(宇大生プロジェクト)」などが共催した。
午後6時ごろ、会場に集まった約50人がキャンドル約3千個に次々と点火していった。全てに火がともると、「しる・つたえる」の文字や日付などが浮かび上がった。
UPメンバーの宇大1年鈴木(すずき)ひかりさん(19)は「復興は終わっていない。今後も支援のボランティアを続ける必要があると思う」と話した。