2024年4月を目標に統合する湯津上地区の佐良土、湯津上、蛭田の3小学校について、大田原市教委は10日、新設校として開校すると発表した。統合後は湯津上小の校舎を使用するが、佐良土小と蛭田小を編入扱いにはしない。新たな学校名は公募で決める。
地区内の保護者や住民代表らで構成する「統合検討委員会」の結論を尊重した。市教委は「関係する全ての人が心新たにスタートできる」と理由を説明した。
学校名は地区内の住民を対象に15日~4月28日に募集する。各学校長やPTA会長、住民代表らで組織する「統合準備委員会」が応募作の中から複数の候補を選定し、相馬憲一(そうまけんいち)市長ら市関係者らが協議して決める。最終決定は9月定例市議会となる見通し。
校章は地区内の小中学生に制作を依頼し、校歌は地域の特色を盛り込んで制作する。体育着も新たなデザインを採用する。