新型コロナウイルスの影響で経済的に修学が困難な高校生を支援しようと、那須信用組合(菊地一浩(きくちかずひろ)理事長)はこのほど、修学資金の一部を給付する「なすしん はばたき奨学金」を創設した。給付希望者を4月3~28日に募る。
2002年に現在の同信組が発足してから本年度で20周年の節目を迎えたことや、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環として奨学金創設を決めた。将来を担う地域の人材育成を図る。
対象者は同信組の営業店がある那須塩原、大田原、矢板、那須、那珂川の5市町のいずれかの高校に、4月以降在籍するひとり親家庭の生徒。本人と保護者が対象市町に住所があり、家計を支える人の年収が270万円以下などが条件。
書類審査を経て、6月から2024年3月まで、1人に付き月1万円計10万円を支給する。定員10人。必要書類は同信組のホームページや各営業店で入手できる。
(問)同信組地域支援部0287・36・1230。