【宇都宮】宇都宮文星女子高の生徒が、鶴田2丁目のクイーン洋菓子店、自転車ロードレースチームの宇都宮ブリッツェンと特製クッキーを共同開発し、1日に同店で販売が始まった。県産イチゴ「とちあいか」を生地に使い、表面に同チームのロゴマークをチョコレートであしらった商品だ。
同校のキャリア教育の一環で、総合ビジネス科3年の中三川真麻(なかみかわまお)さん(18)、堀江美来(ほりえみらい)さん(17)が発案した。菓子好きという2人は昨年10月、本県の魅力を発信する商品を作ろうと、同店と同チームに提案。電話での交渉、対面のプレゼンテーションなどで熱意を伝えて協力を得た。
クッキーの名称は「ブリッキー」。製造は同店が担った。生地の周りにホワイトチョコがかかっており、堀江さんは「その甘さとイチゴの風味が合っている」と味わいを表現する。
この日は2人と同チームの堀孝明(ほりたかあき)選手が来店し、クッキーをPRした。入り口近くのテーブルに100個が並び、中三川さんは「完成したものを見て感動。たくさんの人に手に取ってもらいたい」と笑顔。堀選手は「自分が大好きなコーヒーにすごく合うと思う。ロゴもうれしい」とご満悦だった。
1個300円。販売終了時期は未定。