JR宇都宮駅東口停留場近くで脱線し、破損したLRT車両=2022年11月

 試運転中に脱線事故を起こした次世代型路面電車(LRT)について、宇都宮市は21日、脱線現場となったJR宇都宮駅東口のレール改修工事を行うことを明らかにした。脱線を防ぐため、内側と外側のレールの高低差を無くす。概算工事費は約5千万円で、3月中に工事を行う。8月の開業方針は変えないという。

 事故で損傷した車両の修理費用は約1億7千万円となる見通し。電気機器の損傷状況は現在調査中で、その結果次第で増額となる可能性もあるとしている。同日開いた市議会の議員協議会で佐藤栄一市長らが説明した。